【東近江市】市内で再発見された先人の知恵「猿尾」に関する企画展が、7月26日から近江商人博物館にてスタートします
てんびんの里文化学習センター内にあるミュージアム、東近江市近江商人博物館・中路融人記念館。
中路融人さんは60年以上も近江の風景を描き続け、東近江市の名誉市民にも顕彰された日本画家です。館内では中路融人さんの作品に関する様々な企画展が実施されており、現在は「続・融人と山」が開催中です。
2021年に開催された「融人と山」の続編であり、伊吹山をはじめとした滋賀の山を収めた風景画、そして富士山の四季を描く「富嶽四題」などが紹介されます。
会期は2025年8月3日までとなっています。
また近江商人博物館では2025年7月26日から「猿尾 自然と生きる先人の知恵」という企画展がスタートします。
猿尾(さるお)とは猿の尻尾のような形状をした、川の流れを制御するための伝統的な構造物です。水の流れを弱めることで、洪水の被害を抑制する効果が見込まれます。
この展示では愛知川流域にて猿尾が発見されるまで、研究者の皆様がどのように奮闘したのか、そのストーリーを紹介します。なお、開催場所は近江商人博物館ですが、イベントの主催は西堀榮三郎記念探検の殿堂となります。
また猿尾に関する研究成果は琵琶湖博物館の第33回(令和7年度)企画展示「川を描く、川をつくる―古地図で昔の堤を探る―」でも紹介されます。こちらは草津市下物町にある滋賀県立琵琶湖博物館が会場であり、会期は7月19日から11月24日までとなっています。
地元の歴史の一端に触れに、この夏はミュージアムめぐりをしてみてはいかがでしょうか。
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