【東近江市】豊作になりますように。着物に編み笠姿での、古式ゆかしい田植えの風景。太郎坊宮御神田で「お田植大祭」が斎行されました
2025年5月18日の午前10時30分から、太郎坊宮の鳥居前にある御神田にて「お田植大祭」が執り行われました。
水をはった田んぼに稲の苗を植える神事であり、五穀豊穣や産業発展の願いを込めるとともに「昔ながらの田植えの姿」を後世へと伝えていくために催されています。
実際、田園地帯を通りかかった際に「田んぼの中をトラクターが動いている光景」を目にした覚えがあるという方は少なくないことと思いますが「人の手で稲が植えられていく光景をよく目にしている」という方は、さほど多くないものと思われます。
先週時点では「土日は天候が崩れて雨になる」との予報でしたが、幸いにして祭事当日は晴天に恵まれました。
初夏の日差しの下、小鳥のさえずりや鶏の「こけこっこー」という力強い声を聞きながらに、お田植大祭は進められました。
地元の方々をはじめ、多くの観衆に見守られる中、苗が植えられていきます。
編み笠を被り、着物姿で進められる田植えというのは、とても風情があります。
昨今は「令和の米騒動」などとも言い表されるほどに、お米の品薄や値段の高騰などが続いています。ならばこそ、農作業に携わる方々の安全と無事、そして豊作を心よりお祈り申し上げます。
太郎坊宮御神田は、こちら↓