誰もがどこかで一度は見たことがあるような気がするであろうキャラクター、飛び出し坊やのとび太くん。

戦争に例えられるほど多くの交通事故死者が発生していた高度経済成長期、1973年（昭和48年）の6月に、とび太くんは現在の東近江市（以前の八日市市）にて誕生したと伝わっています。

児童が急に飛び出さないように、そして走行中の運転手に注意を促すために、主に通学路に設置されているとび太くん。

事故を未然に防がなくてはならない。少しでも死亡事故を減らさなくてはならない。そんな切実な思いが込められているキャラクターでした。

今年2021年の6月で、とび太くんは誕生から早48年となります。多くの人々に親しまれ、現在では様々な商品が展開されるに至っています。

また別のデザインのとび太くんを製作することも容易なため、日々各地で新種のとび太くんが生まれています。

ここにもアマビエとび太くんいたよ#飛び出し坊や#とび太くん pic.twitter.com/pLOm3U8Hbv

— LIFTMAN.1977 (@1977Liftman) April 3, 2021

アマビエなとび太くん。新型コロナ感染症の蔓延がなければ生まれなかったのかもしれないと考えれば、とび太くんは時代を映し出す鏡のひとつなのかもしれません。

誕生月である6月。皆様もちょっととび太くんを探してみてはいかがでしょうか？　ただし事故に巻き込まれてしまわないよう、路上ではどうかお気をつけて。

とび太くんを生み出した久田工芸は、こちら↓

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