【東近江市】滋賀県平和祈念館で第29回企画展示『戦死者8,843名フィリピンの戦場1-ルソン島編-』が催されています
太平洋戦争の開戦から80年目となる今年(2021年)に、滋賀県平和祈念館は『フィリピン』を主題とする企画展示を実施しています。
第29回企画展示『戦死者8,843名フィリピンの戦場1-ルソン島編-』と銘打たれたものであり、会期は2021年10月10日までを予定しています。
先の大戦での滋賀県民の死者数は32,592名、そのうち8,843名の方がフィリピンでお亡くなりになったと考えられています。今回の展示では関係者の体験談と様々な資料によって、過日のフィリピンでの凄惨さが今に伝えられます。
開戦から80年目。いまや時代は令和。昭和や平成の頃には『おじいさん、おばあさんから戦時中の出来事についてたずねてみましょう』といった課題が出されることもありました。
しかし時代が流れ、戦争を知らないおじいさんおばあさんをご家族に持つ方々も年々増えつつあります。
滋賀県平和祈念館では戦没者の遺品や戦時中の品々の寄贈してくださる方を求めています。物置や蔵を整理して古めかしい品を掘り出した際には、廃棄する前に滋賀県平和祈念館のことを思い出してくださいませ。
『まず使うことがないであろう不用品』は、実は過去を今に伝える大切な手がかりかもしれません。
夏は戦争や平和について考える機会がたびたび訪れます。今ある平穏の大切さを再確認するためにも、滋賀県平和祈念館へと足を運んでみてはいかがでしょうか。
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