【近江八幡市】古くから受け継がれてきた「もの」と「人」の関わりを紹介する企画展「近江の文化財を継ぐ―修理・複製・復元-」が、2月10日からスタートします
文化財の中には長い時を経て非常に脆くなっている物も多く、取り扱いに際しては細心の注意を要します。確実に後世に残すという観点から考えれば、日に当てず、人目にさらさず、厳重に保管することが最適であるといえます。
しかし、文化財とはある種の公共財であり、歴史的に、文化的に、そして芸術的に価値のあるかけがえのないものなので「大勢の人々が見ることができず、知る人ぞ知るという状態になっている」というのは好ましくありません。
滋賀県立安土城考古博物館と滋賀県立琵琶湖文化館の地域連携企画展である第69回企画展「近江の文化財を継ぐ―修理・複製・復元-」では、数々の収蔵品を通じて、文化財がどのように修理され、複製され、あるいは復元されるのかが紹介されます。
末長く保存していくという使命を帯び、そして展示すれば少なからず文化財に負担をかけると認識し、その上で様々な企画展を催す博物館。「もの」と「人」の関わり、その重要性についてが紹介される予定で、大変見応えがありそうです。
この企画展は2024年2月10日から4月7日まで催される予定です。
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