【東近江市】落成は大正時代。五個荘地区にある国の登録有形文化財『松居家住宅洋館』をご紹介します
松居家住宅洋館は、東近江市は五個荘に1925年(大正14年)に建てられた、木造2階建ての洋館です。
1964年(昭和39年)まで五箇荘郵便局として用いられ、2009年(平成21年)の1月8日に『国土の歴史的景観に寄与しているもの』として国の登録有形文化財となりました。
五個荘地区といえば近江商人屋敷を有する金堂地区が有名です。この松居家住宅洋館の近辺も、建設当時の大正時代には茅葺屋根の家屋などが多く見られたそうです。
ならばこそ、直線と直角で構成されたその外観は、とても先進的なものに感じられたものと思われます。2022年現在でも、その外観には独特さや物珍しさが多分に見受けられます。創作物のモデルや舞台になっても、なんら違和感がありません。
残念ながら現在はその内部に足を踏み入れる事は出来ず、道から外観を眺めるだけとなっております。
2022年2月14日に五個荘地区まちづくり協議会が総務省の『ふるさとづくり大賞』の<団体表彰>(総務大臣表彰)に選出されたことを受け、此度は五個荘地区の文化財のひとつをご紹介しました。
五個荘地区にお出かけの際には、前を通ってみてはいかがでしょうか。
松居家住宅洋館(旧五箇荘郵便局)は、こちら↓