【近江八幡市】国の重要文化財である1300年以上も前の木簡なども！　滋賀県立安土城考古博物館で春季特別展「稀品・逸品―滋賀県出土の指定文化財を中心に―」が催されます

滋賀県内で見つかった、過去を知るための様々な手がかり。その中でも、特に重要性や希少性が高いものとして、国の重要文化財や県・市の指定文化財に認定された品々。

まさしく「掘り出し物」によって旧石器時代から近世初頭の歴史をうかがい知ることができる展示が、2024年4月27日から滋賀県立安土城考古博物館で開催される予定です。
令和6年度の春季特別展であり「稀品・逸品―滋賀県出土の指定文化財を中心に―」と題されています。

重要文化財として、大岩山遺跡や雪野山古墳から出土した銅鐸、新開古墳の武具、湯ノ部遺跡の木簡などが紹介されます。

湯ノ部遺跡の木簡は側面に「丙子年十一月作文記」と記載されていることから、今から1300年以上も前、天武天皇の時代に作成された保管文書であったと考えられており、日本国内においても最古級の史料です。
ペーパーレスが推進されている昨今ですが、現在でも「平成○年度」や「令和○年度」と背表紙に記載した書類ファイルを保管している企業や公共の施設は、多々あるものと思います。

※画像はイメージです

今と昔の違い、あるいは変わらない点に思いをはせてみるのも面白いのではないでしょうか。

滋賀県立安土城考古博物館は春季特別展の終了後、5月27日からリニューアル工事がスタートし、9月2日まで休館となります。
工事が始まるとしばらくは常設の展示も楽しめなくなってしまいますので、古代の遺跡や近世の城郭に関心がある方々は、休館する前にお出かけくださいませ。

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