【東近江市】1日の参拝で1000日分の功徳が得られる特別な日。7月17日、北向岩屋で千日会法要が執り行われる予定です
JR能登川駅からほど近くにある猪子山。その山頂にある堂の奥には岩屋があり、さらにその中には北向観音と呼ばれる石造の観音像があります。
鬼神・大嶽丸(おおたけまる)の退治に際して、平安時代の征夷大将軍・坂上田村麻呂(さかのうえのたむらまろ)も猪子山の岩屋にこもって武運を祈願したと伝わっています。
そんな北向岩屋では、毎年7月16日に前夜祭が、そして17日には千日会法要が催されています。今年2022年も例年通り、7月16日と17日に催されます。
千日会法要を後援している東近江市観光協会にお話をうかがったところ「コロナ禍ではありますが、関係者のみ参加可能などの制限は設けておりません。一般的な感染症対策を講じてお越しくださいませ」とのことでした。
千日会とは観音信仰の広まりとともに生じたものであり、各地で日時や考え方に多少の差異がありますが、おおよそ「この日にお参りすると、千日お参りした場合と同等の功徳があるとされる日」に行われる法要です。
一日の参拝で千日分の功徳を頂ける特別な日、もしスケジュールに空きがあるようでしたら、7月17日には猪子山の山頂を目指してみてはいかがでしょうか。
なお、山頂に至るには坂道や階段を経る必要がありますので、参拝に際しましては足元にご注意くださいませ。
北向岩屋十一面観音