【東近江市】代表的な作品がずらり。入場無料の「長谷川敏嗣 彫刻展」が4月22日まで開催中です
東近江市立八日市文化芸術会館の展示室で、2023年4月22日まで「長谷川敏嗣 彫刻展」が催されています。
1972年に彫刻の制作を生活の中心に据える決意をした長谷川さんは、以来50年にわたって彫刻と形象というものを追求し続けてきました。今回の個展ではその50年間の創作活動で生み出された作品の中から、代表的なものが展示されています。
こちらの「視えないバリア」は2001年の作品です。生身での直接的なコミュニケーションよりも、機器を通じた間接的なやり取りが主流となったことを考えて制作されたものです。
隣り合って座っているのに、視線は交差せず触れ合うこともない女性たち。
引っ張ってアンテナを伸ばしたり、パカリと折りたためるタイプの通話機器からは、時の流れも感じもします。
現実と同じように時間が移ろっていた場合、この女性たちも今では30代後半や40代となって、我が子に「スマホばっかり見てないで!」などと、少なからずお小言を口にしているのでしょうか。
その他にも「Out of control-滑落」など、様々な作品が展示されています。
入場無料で作品を鑑賞できるイベントなので、青葉町方面にお出かけの際には、東近江市立八日市文化芸術会館に立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
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