【東近江市】800年以上も続く近江の奇祭「伊庭の坂下し祭り」が、今年も5月4日に執り行われる予定です
繖峰三神社(さんぽうさんじんじゃ)を中心として催される奇祭、伊庭の坂下し祭り。
毎年5月4日に催される地域の伝統行事であり、繖山(きぬがさやま)の山腹にあるお社から麓の大鳥居まで、氏子の若衆が力を合わせてお神輿を引きずり降ろす神事です。
もともと祭礼は干支によって斎行されてきましたが、近年はゴールデンウィークを利用し、5月4日に坂下しが催されるようになりました。
かつては5月3日が「坂下しの日」となっていた時期もあったようです。
普段はあまり人気の多くない繖峰三神社とそこに続く山道ですが、坂下しの日には大変多くの方々が足を運び、賑わいを見せます。

※過去に開催された際に設置されたもの
本来は3基のお神輿が降ろされますが、近年は1基のみで斎行されており、本年もまた1基にて執り行われる予定です。
800年以上続く、勇壮な神事。断崖絶壁から降りてくるお神輿を見に、5月4日には繖峰三神社へ足を運んでみてはいかがでしょうか。

※過去に開催された際の模様
なお、繖峰三神社までの道のりは大変急な山道となっており、足元が不安定です。見学に際しましては、運動に適した服装や靴を身に着けることをおすすめいたします。
当日、集った人々が怪我や事故に見舞われることなく、無事に坂下しが斎行されることを心よりお祈り申し上げます。
繖峰三神社は、こちら↓