【近江八幡市】実際に行ってみました。藤兵衛浜の舟入として活用されていた部分が特別史跡に追加指定されました

2025年6月20日に開催された文化審議会文化財分科会によって、既に特別史跡として認定されている「安土城跡」に、藤兵衛浜(とうべえはま)と呼ばれる「昭和中期まで舟入として活用されていた部分」を追加指定することが文部科学大臣に具申されました。

安土城1安土城跡が特別史跡に指定されたのは今から70年以上も前の1952年(昭和27年)のことであり、追加指定は今回が初となります。
指定された藤兵衛浜の場所は「近江八幡市安土町下豊浦字敷来2612番外12筆等」です。
実際に行ってみました。

安土城6滋賀県道2号(大津能登川長浜線)から曲がって入ればすぐのところなのですが、農道のため一般車両の通行は控えるべき場所となります。

安土城2無料の駐車場もある安土城跡から徒歩で向かう場合、城址碑前にある横断歩道から小道を進み、五反田川を渡ります。

安土城3すると、すぐに春季に限定運行される「お堀めぐり」の船着き場が視界に入ります。

安土城4この先、安土川と五反田川が合流し、入江のようになっている場所が、追加指定を答申された場所となります。

あづちもちろん県道2号を西進してもよいのですが、今回ご紹介するルートの方が行き交う車から遠く、安全であると思われます。
ちなみに安土山の南面を横切る県道2号は、安土城築城と城下町建設のために織田信長が設置した下街道(上洛道)がもとになっています。

安土城7こちらが藤兵衛浜です。入り江のようになっている部分、水路は以前より指定を受けており、追加で指定される部分は先述のとおり「舟入として活用されていた部分」です。

安土城5特別史跡安土城跡整備基本計画において、このあたりは「南部平坦地整備ゾーン」に該当しており、安土川などを整備することで「湖水に囲まれていた城郭の景観を創出すること」が目指されています。
現状、未整備ですが、追加指定により弾みがつき、一帯の整備や保全がよりよく進められて欲しいものだと思います。

安土城跡は、こちら↓

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