【近江八幡市】奉火の開始は午後8時からを予定。天下の奇祭「近江八幡左義長まつり」が今年も催されています
2025年3月15日、日牟禮八幡宮を中心としたいわゆる旧市内にて、近江八幡左義長まつりが催されました。
春の三大祭りのひとつであり「天下の奇祭」や「湖国に春を告げるおまつり」などとも言い表される、連綿と続く地域の伝統行事です。
あいにく当日は朝から天候があまり優れず、青ではなく白い空が広がっていました。そのため「さっぶ」「ほんま寒いな」「天気もつやろか」「このまま降らんといてくれ」といった、空模様を案じる声も各所で多く聞かれました。
日牟禮八幡宮の近辺では交通規制が敷かれ、普段であれば多くの車が並び止まっているお社前が、とても広々としていました。
そして八幡山ロープ―ウェーの公園前駅付近には様々な屋台が軒を連ね、軽食やゲームを道行く人々に提供していました。
「チョウヤレ! チョウヤレ!」「ヤレ! ヤレ! ヤレ!」という威勢のよい声と、大きな笛の音が住宅街に響き渡ります。
これもまた普段はあり得ない、非日常さ。お祭りらしさのひとつです。担ぎ上げられたダシが進む様には迫力があります。
ひとつでも十分な見どころとなるであろうダシが、十三地区から奉納されます。
それぞれのデザインの違いを見比べるのも、左義長まつりの楽しさのひとつかと思います。
左義長まつりの奉火は、3月16日の午後8時からスタートする予定です。そして午後10時40分に十三番奉火が執り行われて、本年の行事が全て終了となります。
交通渋滞の発生を避けるため、近江八幡市役所前の乗り場から会場に近い市営小幡観光駐車場まで、約15分間隔で無料のシャトルバスが運行する「左義長まつりパークアンドバスライド」も実施されています。
天下の奇祭を見に、日牟禮八幡宮へとお出かけしてみてはいかがでしょうか。
日牟禮八幡宮は、こちら↓